歴史文化交流館 建設工事の入札「地盤に問題のある場所」

令和2年3月議会の総務常任委員会に、歴史文化交流館建設工事の入札結果が議案で出た。 

(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館建設工事の請負について、一般競争入札を行い、亀井工業・大勝建設共同企業体が10億6458万円(税込)で落札した。

 主な工事は、市民交流スペースや展示室、収蔵庫の建設、駐車場や広場に伴う外構工事を行う。
 

(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館(博物館)建設(建築)工事

1 亀井工業・大勝建設共同企業体 9億6780万円(税抜)
2 門倉組・永沢 興行共同企業体  9億9800万円(税抜)

 予定価格 9億7966万円(税抜)
 調査基準価格 9億128万円(税抜)

調査基準価格とは、最低制限価格を設けない入札で
「契約内容に適合した履行がされないおそれがある」及び「公正な取引の秩序を乱すおそれがあって著しく不適当である」場合の基準となる価格で、この価格を下回った入札が行われた場合は、低入札価格調査を行う。 

地盤に問題のある場所 不測の事態には?

今回は低入札には至っていないが、かなり低い金額で落札されている。 

委員会では、「当該地は地盤に問題がある場所で、相当苦労すると予想されている。過去にこの地域で工事をやった場合には、土壌の部分で結構苦労している。不測の事態が起きた場合はどのような配慮を考えているのか?」という質問が出た。

市教委の回答は、「今回の予定価格は、適切に工事概要を踏まえた上で適正な金額を入れて設計を進めた。支持地盤は、上部はかなり軟弱な地盤である。ここの施工方法が今回の工事の一番肝の部分であると考えており、平家建ての鉄骨とはいえ、将来的に沈下等がないように、くい工事を適切に支持層に達するように施工した上で、周辺の外構も含めて地盤沈下のないように施工していきたい。」

「今回の工事は仮設が非常に重要なところで、そのあたりの設計をかなり丹念にした上で共通仮設費を起案している。万一共通仮設費で考えていた仮設工事でおさまらないことがわかったら、企業体と調整する中で施工変更を再検討することになると思っている。」

この委員会では、「不測の事態が出て来たときはどうするのか?」「不測の事態とはどのような場合のことなのか」と、さらに突っ込んで、市の考えを明確にしておかないといけなかった。

このあと、歴史文化交流館建設工事は、とんでもない展開になっていくのだから。


令和2年3月23日
総務常任委員会
令和 2年 3月 総務常任委員会−03月23日-01号


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