9/28 一般質問「ごみの有料化と戸別収集について」

令和3年9月議会 一般質問は時間短縮

7月中旬からのコロナ感染者数の急増を受けて、9月議会では一般質問の持ち時間が30分から15分に短縮されました。

市議会が自ら決めたことですが(私は反対です)、たびたび安易に質問時間を短縮するのは議会の怠慢。

時間が半分では突っ込んで聞けないですよ。

「ごみ戸別収集」を希望する市民の増加について 市の考え方を問う

☆2番 杉本啓子議員 
 ごみの有料化を実施するのなら、戸別収集を行ってほしい、という声が、市内のあちこちから上がっている。
ごみ集積所の確保が物理的に以前から困難になっていること、自治会でのごみトラブル解決は限界、加えてコロナ感染下で集積所に積まれる大量のごみへの不安など、戸別収集を希望する声は高くなっている。

市は、戸別収集を行わない理由として、
①コロナ感染が始まる前のアンケート結果の数字
②財政難 をあげている。
しかし、コロナ感染で状況が大きく変わったなかで、それは戸別収集を行わない根拠になるものなのか伺う。

○佐藤 光市長 
 戸別収集については、多額の費用を要することや、実施を望まないご意見も少なからずあることから、来年度からごみの有料化と併せての導入は見送ることとしている。
しかし、戸別収集が、超高齢化社会への対応や、ごみ集積場所を起因とする諸問題の解決に有効な施策であるとの認識は変わらない。したがって、来年度から実施するごみ有料化によるごみ排出量の変化を踏まえつつ、コロナ下で変化した市民の皆様の声を聞きながら、引き続き、戸別収集の検討を進めていく。

戸別収集の財源のアテはあるのか?

☆2番 杉本啓子議員
 「現段階で戸別収集の導入は見送るが、戸別収集をやらないと言ってる訳でない、検討は続ける」との市の回答だが、仮に再度アンケート調査を行って、実施を望む市民の声が多くなったとしても、実施できる財源の確保ができるのか疑問に思っている。
財政健全化緊急対策が出て、これから10年間、市債の返還が毎年数億円増えて、財源が大幅に足りないという財政運営で、どこから出すのか?
財源の当てもないのに「検討を続ける」と言ってるように聞こえるが、考え方を伺う。

○重田康志 環境部長
 1問目で市長から答弁したとおり、戸別収集については、約4億円の経費を要することや実施を望まないご意見も少なからずあることから、今回導入を見送ることとした。今後については、財政状況はもちろん、ごみ量の変化や市民の皆様の要望や意見も踏まえ、総合的に検討していく。


☆2番 杉本啓子議員 
 財政難は、戸別収集を行わない理由にならないと思う。財政難のツケも、ごみ集積所の維持管理トラブルも、今、住民に投げられている。
市は各課の庁内連携で解決するのではなく、住民の努力で解決してほしいと、結局、さまざまなトラブル解決をツケを住民に投げているように思うが、考えを伺う。

○重田康志 環境部長 
 今、議員が言われたように、例えば、集積所の問題とか、様々な問題があることは承知している。しかし、そのような対応については、現在の環境事業センター、また資源循環課と市民の方といっしょに、それぞれのトラブル、対応について対処している。今後についても、住民の皆様とトラブル等についてはしっかり対応していく。

☆2番 杉本啓子議員 
 前問の意味は、「市は、庁内の連携で解決するのでなく、最終的に住民のほうに努力を投げていませんか?」ということをお尋ねしているので、考え方を再度伺う。

○重田康志 環境部長 
 環境事業センターと申し上げたのは、もっとも収集に対する部署なのでお話した。今回、ご質問は庁内の連携というところですが、基本的にはまず環境部で対処するべきことで、またそれぞれの事例においては関係各課ともちろん調整を取ったなかで対処しているし、今後とも引き続き対応を続けていく。