茅ヶ崎漁港駐車場と多目的広場の整備について
茅ヶ崎漁港背後地整備(駐車場・多目的広場)の予算1億4000万円。
そのうち半分は水産庁からの「浜の活力再生交付金」を当てにしていたが、出ないと言われ、地方債と一般財源(市の負担)でまかなう。
(令和2年9月議会)
漁港管理費 1億6801万円 国庫支出金 △7000万円
地方債 5250万円 一般財源 1750万円
工事で掘ったらゴミが出て来た
令和3年5月の臨時議会に、漁港維持管理事業費 3386万円 が追加で計上された。
当初は、漁港整備で出る掘削残土は、台風や高潮などで砂が減って段差のできたサザンビーチにまいて、養浜する計画だった。
しかし、掘ってみると残土には、長年の砂、生活ごみ、ガラ、大きな石等が混ざっていて、ふるい分けをしても海水浴場での使用ができないことが分かった。
このまま全ての残土を処分するには莫大な費用がかかる。神奈川県と調整し、残土のふるい分けを行った後、県の養浜事業として利用することにした。
砂はまず機械で大きなものをふるい分けする。通常のバックホーにバケットの部分だけ交換してふるい分けをして、ふるったもののごみ等を目視で、人力で排除する。
残土のふるい分けはサザンビーチで行い、柳島にある県の残土置場へ運搬する。実際に残土を運ぶのは、夏の海水浴場開設が終わった9月以降の予定で、コロナの影響で海水浴場が開設できなければ、前倒しして砂の搬出を進めていく。
今回の追加予算3386万円は、ゴミのふるい分け作業、柳島への残土運搬などの委託料が2937万円、449万円が工事請負費への増額になる。
土質調査では、県の養浜に使用できる基準を満たしているとのこと。
県で養浜を予定しているのは 菱沼もしくは中海岸。
(この辺りは浜が消えてしまい崖のように土嚢がつまれているが、大型台風で中身が波にさらわれると、ごみの取りきれていない土が海に戻ることになると思う。)
あらかじめ調べなかったのか?
歴史文化交流館の工事でも、掘ってみたら地中からアスベスト瓦など産業廃棄物が出て来て、その処理費用の補正予算を出したばかりだ。
当然、今回の整備予定地でも、掘ったら何か出てくる可能性があるのかどうか、あらかじめ調べなかったのか?という疑問が出て来る。
担当課は「事前に2か所ほど試験掘りをした中では確認できなかったので、当初はサザンビーチにまくような計画とした。」と回答しているが。
整備計画のプレゼン資料
西側広場は自然海浜に戻す