GIGAスクール構想 予算・入札

コロナ感染の影響で前倒し

2019年12月に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」。
これは教育のIT化に向け、1人1台の端末を実現するというもの。
当初は2023年度までに整備を行う予定だったが、コロナ感染症の拡大による自宅学習の需要から2020年度中へ前倒しになった。

茅ヶ崎市の令和2年3月の補正予算では、令和2年度〜5年度で段階的に全児童・生徒への1人1台端末の整備を求められていた。
コロナ感染症拡大に伴い前倒しをして、令和2年度内に全学年分を計上した。
3月では小学校5、6年生及び中学校1年生の3学年分、6月補正では小学校1年から4年及び中学校2、3年生の分の全9学年分を配備する計画になる。

 
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令和2年3月議会
GIGAスクール構想 情報機器配備運営経費 補正予算
小学校  6億2561万円(国庫2億6365万円/地方債2億9300万円/一般6897万円 ) 合計10億2512万円
中学校  3億7893万円(国庫1億3098万/地方債1億5380万円/一般3203万) 合計5億490万円

内訳としては、LAN整備の委託料が、小学校3億7524万円、中学校1億9200万円を占める 
今回、無線LANは、職員室、子供が使わない準備室以外は無線のWi-Fiで使える。ただ、現状では災害時にスイッチを切りかえることで一般も使える想定になっていない。


令和2年6月議会
GIGAスクール構想 情報機器配備運営経費 補正予算
小学校 3億8817万円(国庫2億5878万/一般1億2939万 ) 合計6億6693万円
中学校 1億7893万円(国庫1億1928万/一般5964万) 合計3億6034万円

6月補正は端末の整備になる。 


ランニングコストは今後、財政状況が厳しい中でかなり費用がかかる。
端末の破損も課題になる。自然故障であれば保証期間内(1年)は無償修理、期間外は有償修理となる。 
子供たちがタブレットを落としたりする破損故障は、令和3年度以降は児童・生徒数も減少が想定されるので、児童・生徒1人1台を割るようなことがないという判断。
iPadのアップルケアは1台当たり1万円かかる。1万9000円台分だと1億9000万円かかってしまうので破損時の保険は付けない。保護者への請求はないとしているが。

茅ヶ崎市では端末を自宅へ持ち帰ることは考えていないが、持ち帰る場合はトラブルも出ている。「子供がYouTubeを見て困る」という保護者からの苦情もあり、フィルターがかかっているが、YouTubeやゲームは制限がなく、学校の方で閲覧を止められない。 

 
令和2年9月議会
議案第119号 
茅ヶ崎市立小中学校 GIGAスクール学習者用端末等の購入
一般競争入札

(株)有隣堂藤沢 8億6052万円(税込)で落札

機種はiPad 1万9000台超