紙のチラシ1枚でも、市の思いやりは示せる
いくら市がホームページやスマホ向けのアプリなど、ネット上で情報を出していると言っても、ネットを扱えない高齢者など市の情報から切り捨てられている市民がいます。
例えば、この夏、コロナ感染の自宅療養者が激増したとき、発熱したらどういう手順をとったらよいか、災害時にはどうすればよいかなど、ごく簡単な分かりやすいチラシが1枚手もとに届くだけでも高齢者などは安心するのに、この夏、結局、そういったチラシが1枚も届きませんでした。
高齢者だけでなく、ネット世代であっても、「そういったチラシが1枚届くだけでも安心感がだいぶ違うのに何で届けてくれないのか?」「市には思いやりの気持ちがあるのでしょうかか?」と問いかける市民の方々がいます。
インフォメーションについて(情報が届かない市民への市の考え方を問う)
◆2番 杉本啓子 議員
市は「広報ちがさき」の全戸配布を行わないので、紙ベースでの総合的な情報の伝達から切り捨てられている市民が多数います。
「広報ちがさき」は月に1度の発行に回数が減っています。その一方で、コロナ感染下では一つ一つの情報内容が濃くなって、一つ一つの危機管理の情報が重要なのに、紙ベースの情報から切り捨てられている人をどうするのかを伺います。
◎佐藤光 市長
現在、「広報ちがさき」の配布については、自治会配布をしており、配布に関しては自治会未加入世帯にも配布いただくよう自治会にお願いをしています。
また、紙での配布だけではなく、公共施設、駅、金融機関などにも配架しており、読みたい方がいつでも手に取り読んでいただけるよう工夫をしています。
紙媒体以外でも、市ホームページやスマートフォン向けの無料アプリ「マチイロ」で同じ内容の情報発信や外国籍の方の皆様への情報提供として、無料アプリ「カタログポケット」での多言語対応をしています。引き続き、市民の皆様に必要な情報をお届けしてまいります。
◆2番 杉本啓子 議員
「広報ちがさき」は全戸配布しないといいますが、では、チラシの全戸配布を行っている課とは、具体的に庁内連携の工夫は行ったのでしょうか。
例えばこの夏、コロナ感染で自宅療養者が激増したとき、発熱したらどういう手順を取ったらよいか、災害時にはどうすればよいかなど、ごく簡単な分かりやすいチラシが1枚手元に届くだけでも高齢者など安心するのに、「何で市は届けてくれないのか、市には思いやりの気持ちがあるのでしょうか?」と問いかける市民の方々がいます。
なぜチラシの1枚も届けないのか、市の考えを伺います。
◎添田信三 理事・企画部長
これまでも、新型コロナウイルス感染症関連特集号をはじめ、事業を実施する上で全戸配布で周知が必要と判断した配布物等については、事業を担う課が情報をお届けしています。引き続き、情報発信をする際には、事業ごとに広報を戦略的に推進するガイドラインを参考に、どのように周知すれば最適な方法なのか、対象、媒体や最適なタイミングはいつなのかなどを意識しながら調整し、担当課と連携して情報提供に努めていきます。
◆2番 杉本啓子 議員
そういう戦略はあるかもしれませんが、この夏、結局そういったチラシが1枚も届きませんでした。そういったチラシが1枚届くだけでも安心感が大分違うのに、何で届けていただけないのか、気持ちがないのではないか、という質問をしましたので、それについて回答を願います。
◎添田信三 理事・企画部長
特集号等の発行に際しましては、手に取って読むだけでなく、通常の広報紙よりも紙質の厚いものを採用し、保存版として長い期間活用していただけるよう工夫をしながら広報に努めています。
ちょっと最後の企画部長の答弁はあまりにひどいと思いますよ。
部長には、日本語は通じないのでしょうか?