茅ヶ崎はイメージのような財政豊かな市でないのです。

そういえば、子どもの頃から「茅ヶ崎市はお金がないからね。」という言葉をよく聞きました。茅ヶ崎市は予算の規模が小さいという意味ですが、では今の茅ヶ崎市はどうなのでしょう?

茅ヶ崎市のお財布(財政)を調べてみました。

茅ヶ崎市の財政は豊かなの?

「県内16市の市民一人当たりの市税負担の状況」

という資料で、平成29年度の順位を見てみましょう。 

市税とは・・・市民税(個人・法人)、固定資産税、軽自動車税、市たばこ税、特別土地保有税、都市計画税の収入を合計したもの。市民の皆さんや市内の企業が納める税金ですね。

国・県からのお金や、市債による借金をアテにせず、茅ヶ崎市が自前で得ることのできる収入のほとんどが「市税」です。これを人口で割ったものです。

一人当たりの金額が多いほど、市の財政状況は豊か という目安になります。

★さて、茅ヶ崎市は16市のうち、何位になるのでしょう?

(横浜市、川崎市、相模原市の人口50万以上の政令都市はのぞく)


1位 厚木市 22万6480円
市税合計495億(人口22.5万人)

2位 鎌倉市 20万6690円
市税合計356億(人口17.2万人)

3位 藤沢市 18万7355円
市税合計807億はトップ、人口43万人も1位。 

以上がトップ3です。(この3市はトップの常連です。)

4位 小田原市 17万3380円
5位 海老名市 17万2763円
6位 伊勢原市 17万1806円
7位 平塚市  17万0329円
8位 南足柄市 16万9582円
9位 逗子市  15万8484円

10位 綾瀬市 15万6750円
茅ヶ崎市、10位にもまだ出てきませんね。

11位 横須賀市 15万2587円
12位 大和市  15万2291円
13位 座間市  15万0346円 
14位 茅ヶ崎市 14万8699円 
市税合計362億(人口24.3万人) 

15位 秦野市  14万4157円
16位 三浦市  13万3047円 


茅ヶ崎市は16市で14位です。

今や、人口の多さは16市で、藤沢市、横須賀市、平塚市に次いで4位。

一人当たりの市税負担が少ない理由に、茅ヶ崎は夜間人口の多い住宅地で大企業が少ないことがあります。(法人税は市税の4% で15億円ほど。)

ですので、毎年、市の収入は大きく増えることはなく横ばいの状態です。 

平成18年度の市税収入は345億円。
平成29年度は362億円。収入は、10年前より17億円増です。

それに対して、支出(歳出)は、
平成18年度は518億円、
平成29年度は722億円と、10年前にくらべて204億円も増えています。

人口にたいしての自前の税金収入は、イメージされているような財政の豊かな市ではない、むしろ14位と下位グループなのです。


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県内16市の最下位グループ

「県内16市の市民一人当たりの一般会計歳出決算」  

こちらも平成29年度の順位を見てみます。

市の1年間の支出が「歳出」で、家計にたとえると生活に必要なお金です。

つまり、子育てや介護などの福祉、人件費(市長・職員や議員など)、医療、ごみ処理、施設の建設、道路・公園整備、教育、消防、借金の返済、各種団体への補助費などです。
 
市が市民一人当たりにどれぐらいの税金を使っているか、の順位になります。

茅ヶ崎市の順位を予想してみてください。


1位 三浦市 38万1496円 
2位 厚木市 37万8938円  
3位 綾瀬市 35万6844円

4位 横須賀市 35万4748円
5位 藤沢市  35万0431円
6位 小田原市 34万3390円
7位 鎌倉市  33万8556円
8位 南足柄市 33万8556円
9位 逗子市  33万3208円
10位 座間市 32万5805円

茅ヶ崎市、こちらも10位でまだ出てきません。

11位 平塚市  32万0500円
12位 大和市  30万9476円
13位 伊勢原市 30万8015円
14位 秦野市  30万5754円
15位 海老名市 30万5605円

ということは?  

16位 茅ヶ崎市  29万6828円 

何と、最下位です・・・


この状態は一過性のものでなく、平成25、26年度は最下位、平成27、28年度は下から3番目と、長年このポジションから抜け出すことが出来ません。

市の歳出を16市の平均並に引き上げるには約80億円の不足、厚木市並に引き上げるには141億円が必要です。 

イメージから勘違いしてしまう・・・

なんとなく、茅ヶ崎市のイメージから財政は豊かな市と思っている方が多いのではないでしょうか?

これは、財政に関心を持つ市民が少ないこともありますが、同時に市の財政状況の実態を語らずに、「財政は健全です」と説明してきた市の責任は大きいと思います。 

これが他市に較べて行政サービスが劣る原因になっています。

大切なのは、財政を厳しく市民目線から見直して、ムダをなくして、身の丈にあった税金の使い方をすること。そして、市民ニーズを反映した行政サービスを実現する方向に転換していくことです。


さらに、茅ヶ崎市は、なぜ厳しい財政状況になっているのでしょう?

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