茅ヶ崎市 令和5年度 施政方針「守り」から「攻め」へ  

実施計画2025がスタートする年
これから3年間、実施計画でどうお金を使っていくか、
財政健全化の取り組みで生み出した財源を、どう有効活用するか、
肝に銘じて予算化した、と言う。

では、何を重点施策としたか?


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茅ヶ崎 佐藤市長

子育て支援

①小児医療費助成 中3まで 所得制限を撤廃  

②中学校給食の早期実現を目指す 配膳室整備に着手  

選択制デリバリ方式  
実施は令和7、8年頃
令和5年度は、まず配膳室の整備(7248万)
準備の整った学校から給食を実施していく

給食の人件費・設備は市の負担
(小学校 1食250円で全額食材料)
物価上昇の差額は市の負担とする
早期実施のために既存事業者を複数使う 
⇨ 市内に工場を建設としていたが、方針転換か?

③小中学校32校の体育館にエアコン設置
(災害時の避難所としても考慮) 

 
④保育所 児童クラブ 待機児童の解消  
保育士不足 保育士の確保

スクールソーシャルワーカー 拡充 
特別支援学級(県内ワーストの設置率)令和6年 浜之郷小、萩園中に設置
子供の居場所作りへ補助金 

不登校 増加している
発達障害 ⇒職員の研修セミナー
ヤングケアラー  
スクールカウンセラー、ソーシャルワーカーの必要性は認識している
教員不足 小17名 中4名
学校の公会計化 19市中11市採用 令和5年度は2市が移行

建設事業

①道の駅 
令和7年のオープンに向け運営事業者を選定  
年間100万人 売り上げ10億円を目指す(渋滞が課題になると思う)

②保健所建設 
市役所そば 地域医療センター隣りに建設

③総合体育館の改修工事
エアコン トイレ エレベーターなど改修(5億?)
令和5年10月頃から1年半ほど利用できない
バスケットゴール修理(644万)

④松林コミセン 令和8年開館予定

⑤インクルーシブ公園(わくわく公園)バイパス下

その他

成年後見人センター
避難支援 個別避難計画(4000万円)
デジタル化「書かない窓口」(1.2億)
浸水対策 雨水施設整備 7, 3億 本宿 赤松 萩園

粗大ごみ処理施設 入札 

茅ヶ崎海岸グランドプラン
H23改正 進んでいない e地区 公園整備

基金への投入

・学校施設整備基金 30億 プラス10億 一般財源 建て替えには足りない
・公共施設再編整備基金 プラス10億 一般財源
・子ども未来応援基金 プラス3億 一般財源
・ごみ減量化 資源基金 プラス1.6億
・国民健康保険運営基金 4.3億

その一方で、緑のまちづくり基金への投入はゼロ
「家の近所の子供をつれて遊ぶ公園がない」という声があっても、それでもゼロ

子育て支援に一気に予算投入!

令和2年からコロナ感染の影響で、市の事業も先送りになっていたが、令和5年度から「茅ヶ崎実施計画2025」がスタートして、事業が動きだし、予算が投入される。今回は子育て支援に、一気に予算が投入された感がある。

本来は、毎年、平準化して投入していくべきものだが、今までやってこなかった分を一気に、とも言える。

市が重点施策としたのは、

《子育て支援》

①小児医療費の無償化(中3まで 所得制限も撤廃)
②中学校給食の早期実現 
選択制デリバリ方式 今ある複数の事業者を使い、準備の整った学校から実施していく。
③小中学校32校の体育館にエアコン設置(災害時の避難所としても考慮) 
④学校施設整備基金 に40億円の積み立て(学校の建て替え、大規模改修などに使う) 
⑤子ども未来応援基金 に3億円の積み立て
⑥待機児童の解消、スクールソーシャルワーカーの拡充 特別支援学級の設置(浜之郷小、萩園中)、子供の居場所作りへ補助金 

《建設事業》

①総合体育館にエアコン設置、トイレ・エレベーター改修(工事のため令和5年10月頃から、1年半ほど体育館は利用できなくなる。)
②道の駅 令和7年オープンに向け運営事業者を選定 
③保健所の建設(場所は地域医療センター隣り)
④松林コミセン 令和8年開館予定
⑤粗大ごみ処理施設の建設・運営の大型入札  


しかし、市民サービスの部分、ごみの戸別収集、みどりの保全や公園を増やすこと、などに予算は計上されていない。

原油価格の高騰、電気料金や材料費の値上がりの影響で、市の公共施設も軒並み維持費が増額になっている。
 

《市立病院》

患者支援センター 救急エリア整備 (5600万)
放射線治療装置  ダヴィンチなどの購入(8、2億)
電子カルテシステム変更(8.9億) 計17億円 
財源は空床補償?


市の組織改正
市立病院も経営形態を変更