「茅ヶ崎ゴルフ場利活用・中学校給食・厳しい財政」ちがさきレポート vol. 3

茅ヶ崎ゴルフ場利活用 県との Q&A

 新型コロナウイルス感染防止のため、茅ヶ崎ゴルフ場利活用「まちづくり計画」についての意見交換会は延期になりました。開催時期は未定です。

県は(株)ゴルフダイジェスト・オンラインと賃貸借契約を3月に仮契約し、ゴルフ場は5月から営業が再開されています。

亀井工業ホールディングス(株)との県有地の売買契約も仮契約で、本契約の時期は未定です。  

しかし、住民の方々には何の情報も伝えられていない状態です。今後について、新型コロナウィルスの影響も含めて、杉本けいこから県の担当課に質問を送り、回答を求めました。

用途地域変更が不可能だった場合

Q:そもそも用途地域の変更が住民の反対などで不可能だった場合、事業者と結んだ売買契約はどうなりますか?
A:事業計画が実現できない場合、売買契約は解約して、事業計画を白紙に戻します。

用途地域変更が通った場合

Q:事業者が計画通りに事業を行わない場合、計画通りの事業ができない場合、目的外の事業を始めた場合、どうなりますか? 
A:その内容や事情に応じて、契約解約など必要な対応をします。

Q:契約解約の場合、すでに建っている建物や事業者が新築した建物などはどうなりますか?
A : 売買時に存在する建築物は、解約時にまだ除却していなければ、そのまま建っている状態で返還となります。また、事業者が新築した建物は、撤去し、更地にして返還してもらいます。

10年目以降は?

Q:土地の転売は防げるのですか?
A:10年目以降の転売禁止を契約で縛ることは、財産権の侵害を伴うことからできません。なお、今後、市が策定するまちづくり計画やそれに基づく法規制により、10年目以降も適切なまちづくりが図られます。
⇒ いずれにしても「転売は防げない」のです。

ゴルフ場の借地権契約について

Q:茅ヶ崎ゴルフ場の経営がやむを得ない事由により継続できなくなった場合どうなりますか?
A:事業者から事業継続ができない旨の申入れがあり、県と茅ヶ崎協同㈱が認めた場合は、借地契約を解約します。ただし契約締結後10年間は解約できず、事業者からの解約申入れもできません。

Q:10年たつ前にゴルフ場の経営ができなくなった場合、ゴルフ場が荒れたまま放置されてしまいますが、どうなりますか?
A :県、茅ヶ崎共同㈱、事業者及び市の4者で対応を協議します。

Q:このような事態になった場合、県は広域避難場所の確保の対応をどうするのでしょうか?
A:市と協議します。


周辺環境への配慮について

Q:松食い虫の被害がひどい状態ですが、管理はどこが行いますか?
A:事業者です。

Q:、周辺環境への配慮の責任者は誰でしょうか?(募集要項で要求している応募図書の中に「周辺環境への配慮・調和、バリアフリー・環境への配慮説明書」がある。)
A:周辺環境への配慮は事業者の責任ですが、市がまちづくり上必要な調整に関与します。

Q:「周辺環境への配慮・調和、バリアフリー・環境への配慮説明書」を住民に提示してください。
A:応募図書の開示は、情報公開制度に則り対応しますので、30年間賃貸借契約を締結(本契約)するまでは公表しませんが、締結後は情報公開基準に照らして判断します。
⇒ 本契約するまで情報公開できないので、それまで住民への説明も不可能ということになる。

新型コロナウィルスの影響について

Q:売買契約書、借地権契約書は3月に締結されたのですか?
A:事業者が新型コロナウィルスの影響から十分な準備ができない状況にあることに配慮して、売買契約及び借地契約の締結は仮契約としていて、本契約の時期は未定です。
 
Q:契約の締結後に行う住民への説明会は、コロナウィルス対策でさらに延期が予想されます。いつ頃を予定していますか?
A:現時点で未定と市から聞いています。

Q:優先交渉権者が募集要項に基づき提示した収支計画は、現在のような非常事態で見直しが必要と思いますが、責任を持った経営見通しがたつのですか?
A:現在、収支計画の見直しを行っていると聞いています。

広域避難場所について

Q:事業者募集要項では優先交渉権者は「要避難人口3万人、少くなくとも6万㎡以上の広域避難場所の使用可能面積」を確保する必要がありますが、その検証はどこが行うのですか?
A:ゴルフ場が継続することとなりましたので広域避難場所は確保されますが、改めて事業者と市で使用可能面積を検証する予定です。

Q:説明会では用途変更を必要とする土地に建設される建物の種類ごとの概略図、位置、高さ、市民交流の場の位置、面積と広域避難場所の安全面積を提示してください。
A:ご要望は市に伝えます。 



松食い虫の被害が広がり、切り株だらけになった茅ヶ崎ゴルフ場

松食い虫で無惨なゴルフ場 

 ここ数年でゴルフ場内で松喰い虫の被害が急激に広がり、松がまっ茶色に枯れている・・・早急な対策が必要と県に訴えてきました。県と事業者で対策は行ったものの、それはひどい、ひどい状態です。
 コースの至るところが、伐採された松の切り株だらけで、ざっと見ても200本以上は切られていて、場所によっては、コースを隔てている松の並びがほとんどないのです。「切り株ゴルフ場」と呼べるような無惨さです。今ある松も立ち枯れが多く、あと数十本は切るでしょう。
50年来の松の姿の美しさが自慢のゴルフ場だっただけに、この変わり果てた姿は悲しいものでした。以前の美しさは取り戻せるのでしょうか・・・?  


市民抜きの「中学校給食」計画づくり  

 中学校給食の実現に向けて、市は検討を行った結果、「選択制デリバリー方式」を進めていくと発表しました。これは民間業者が作る弁当か、家庭弁当を持参するかを選択する方法です。

しかし、給食の検討会議には、市民からの委員が入らずに話し合われ、非公開で行われるなど「市民抜きでの計画づくりに」なっています。またデリバリー方式に決定した過程も不明瞭で、市の広報紙にも中学校給食の検討状況の情報はのりませんでした。

パブリックコメントには、
「アンケートで実施方式への質問がなかったのはなぜ?」
「デリバリーでほんとうに大丈夫なの?」
という疑問や不安の声が市民から数多く寄せられています。

また、事業費用の試算についても、明確な根拠が示されず、民間の業者が新たにデリバリー調理施設を建設するための土地や建設費も市民が負担する形での委託になるのか、本当にセンター方式などと較べて最小コストなのか検証が必要です。

 新型コロナウィルスの影響で、市の財政は未だかつてない厳しい状況になると予想されます。大切なのは子どもたちに「安全で美味しい給食」を確実に提供できること。実施方式については、結論を急ぐことなく、生徒や保護者はもちろん、広く市民が参加する形で慎重な検討を行うよう、市に対して要望書を提出しました。

新型コロナでさらに厳しい財政に、借金返済のピークが重なる 

今年の1月に市は突然、「茅ケ崎財政健全化緊急対策(素案)」を発表しました。市は以前から財政は健全だと説明してきましたが、私は議員に選ばれる4年ほど前から、「このままの財政運営を続けていたら必ず財政危機を迎える」と、市や議会に文書などで警鐘を鳴らしてきました。その時に対策を打ち出してくれていたら、ここまでの財政危機にならなかったはず、心配が現実のものとなったことが残念でなりません。

さらに、3年連続で10億円の赤字を出し、破産寸前の市立病院の経営改善のために「リバイバル・ロードマップ」も発表され、資金援助の増額となりました。

その上に、新型コロナウィルス感染という想定外の事態が、市の財政に大きな影響を与えると予測されます。(市税や交付金収入の大幅減など。)この先が読めないことから総合計画の策定も延期されました。

そこにきて、今までに行った公共施設の再整備や建設といった大型事業の財源として発行した市債(借金)、その借金の返済額が43億円から60億円に大幅に増加し、高止まりのまま60億円前後を10年支払うことが重なってくるのです。そして、市の財源も毎年30億~55億不足します。(これに新型コロナの影響が加わるとどうなるのか、、、)

市は「予算の大胆な見直しを行い、不要不急な事業は凍結する」「すべての事業に聖域を設けることなく、急廃止を含めたゼロベースで見直す」とし、新規事業の展開は非常に困難としています。これらが具体的にどういった形になってくるのか、市民の皆さまと共に注視していきます。


茅ヶ崎市議会議員 
杉本けいこ 
1959生 松浪小・松浪中の地元育ち
県立鎌倉高校(父の転勤のため福岡・筑紫女学園高校卒業)
武蔵野美術大学 造形学部油絵科 卒業

テニス歴40年
ちがさき市民オンブズマン 設立(2015)代表理事

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