平成30年に市制70周年を迎えた茅ヶ崎市。
それを記念して、『進化』という茅ヶ崎の市政情報誌が発行された。
表紙にイラストがのっている。
でも、これは、茅ヶ崎・・・違うよね?
茅ヶ崎市は、もはや、イラストのようなみどりや空間が豊かなまちではない。
みどりを大切にしているまちでもないし、みどりや公園と暮しが共存しているまちでもない。
公園面積は県下でワースト
茅ヶ崎市の「市民一人当たりの公園面積」は2.99平方メートル。
これは、県下19市のなかで、ほぼ最下位。
県内で、全国的にみても、みどりや公園に恵まれていない市、になっている。
特に、海岸側の住宅街は、規制も遅れて、もともと狭い道路に家が密集して、大地震に想定される火災延焼規模(クラスター)は県で最大になっている。
そんな現実の姿に描き直してみたのが下のイラスト。
みどりと公園は消滅する一方で、市は歯止めをかける政策を持っていない。
みどり色が茅ヶ崎の特に海岸側に存在しなくなるのは時間の問題。
「みどりの少なさが目に余る・・・」そんな声を市内のあちこちで聞く。
街なかの保存樹林や借地公園は、消えていく一方。
にもかかわらず、茅ヶ崎市では、みどりや公園を維持管理できる専門性を持った職員はいない。周辺市のどこよりも、みどりの保全と再生を行える状態になっていない、のが現状だ。
しかも、茅ヶ崎市は「公園台帳」を作っていない!
昭和の時代から70年間、茅ヶ崎市の公園や樹木の管理は放置に近かった、ということになる。
これは同時に、議会もまた、みどり・公園に無関心だったことを示している。