住民は「にぎわい」を希望していない 

静かな、緑の住宅街で暮したい

4年前になりますが(2015年)、茅ヶ崎ゴルフ場の利活用の影響を受ける住民に向けて、「広域避難場所を守る会」がアンケート調査を行いました。 

多くの住民がアンケートに協力して、意見を寄せました。

★住民アンケート 結果はこちら
drive.google.com

ゴルフ場の6割が県有地であるにかかわらず、周辺住民の意見よりも、開発案を出す事業者へのヒアリングが今も優先的に行われています。 

今一度、アンケート結果から『住民の声』を確認しておくのが重要と思うので、以下にまとめます。

Q:「このまちで暮らす魅力」「大事にして残して行きたい魅力」は何ですか?

① 静かな住宅街に住める 
② 健康的な気候や風土 
③ 緑が多い ゴルフ場が身近にある 

このような回答が圧倒的でした。

さらに、

Q:「ゴルフ場の利活用に期待すること」は何ですか?

① 緑・環境の維持 
② 広域避難場所機能の維持  
③ ゴルフ場機能の継続

Q:逆に「住民が望まないもの」は 

①大型商業施設  

②宅地開発の促進  

この回答も圧倒的でした。


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みどりの広域避難場所 茅ヶ崎ゴルフ場

開発で日常の暮しを脅かされたくない

私が市政に関心を持ったきっかけの一つは、茅ヶ崎市の目に余るようなみどりと公園の消滅です。

市民一人当たりの公園面積が県で最下位の茅ヶ崎市。

緑被率も下がるいっぽうで、海岸側は県で最大のクラスター(大規模な延焼火災地域)となっています。

クラスターだからみどりがないのか、みどりがないからクラスターなのか・・・

「茅ヶ崎ゴルフ場」の利活用問題が浮上したとき、広域避難場所が残せるのかという問題に加えて、長年の静かなみどりの住環境が破壊されてしまうことは、もはや「住民生活を脅かす」以外の何ものでもないと思いました。

茅ヶ崎ゴルフ場は開園して60年以上、神奈川県では9番目に古い歴史があります。

それは、まちの景観や環境がゴルフ場と一体となって出来上がってきた歴史でもあります。

この広大なみどりのスペースは、松のみどりを根こそぎ切り倒し、芝をはがし、開発してしまったら二度と手に入れることなど出来ないのです。

前回の事業者募集では、事業者から市の担当課に「みどりや環境保全への問合せ」はいっさいなかった、そうです。


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