市議会だより 213号掲載
中学校給食の実施について
杉本 中学校給食の検討会議は、市民からの委員が一人も入らず、会議録も非公開で、市民へのアンケート調査は一回のみだった。他市と比較して市民参加や情報共有が不十分であったが、市民抜きで会議が進められた理由を問う。
教育長 まずは、行政職員と学校給食に関する経験と専門性を持つ職員で、しっかりと調査検討することで目的が達成できると考えている。
杉本 新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい財政状況となるが、子ども達に「安全で美味しい給食」を提供する予算をどう捻出するのかを問う。
教育長 市税の減少が見込まれる中、中学校給食の実施には既存事業の優先順位を考慮し、事業選択を徹底することで財源を確保する。
杉本 完全民間委託デリバリー方式の実施に当たる用地取得は、市民にどのように説明し、パブリックコメントを行ったのかを問う。
教育総務部長 事業者の募集に当たり用地確保を条件とするか、市が用地を確保し事業者に事業用定期借地で貸し付ける手法が想定され、事業用地の確保は重要な問題である。今後、運営業務委託の仕様や契約条件の検討を進める。